平成23年4月1日より各務原市より鵜沼中保育所の運営を任されました学校法人石井学園です。 私たち、学校法人石井学園は、鵜沼地区にて昭和47年、合歓の木幼稚園を開設以来地元に愛され、園児数が360名に達した昭和59年、三ツ池町(鵜沼第二小学校校区)地区に合歓の木南幼稚園を誕生させ、子どもにとって良い環境とはどんな所かを求めてまいりました。平成22年に、各務原市から鵜沼中保育所の民営について打診があり、積極的に応募し、今日までの幼稚園教育が認められ、運営が任されました。 さて、私たち幼稚園の経験者は子どもにとってどんな力をつけて幼稚園から小学校につなぐのかを問われると、ロバート・フルガム氏の著書「 All I Really Need to Know I Learned in Kindergarten 」(人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ)に描いた次の内容を挙げる事があります。 |
何でもみんなで分け合うこと ずるをしないこと 人をぶたないこと 使ったものは必ずもとのところへ戻すこと ちらかしたら自分で後片づけをすること 人のものに手をださないこと 誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと 食事の前には手を洗うこと トイレに行ったらちゃんと水を流すこと 焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい 釣り合いのとれた生活をすること―毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと 毎日かならず昼寝をすること おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること 不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。 ・・・後略 |
保育所も同様の質問があれば、この著書を挙げるのではないでしょうか。著者は幼稚園をタイトルにたまたま取り入れただけでしょ。幼児期に身に着けなければならないことを列挙し、自然に身についたことを著者は語りたかったのです。 日本人にとっても、アメリカ国籍のロバート・フルガム氏の挙げた内容に共感し、これらのことを教え理解するのではなく、自ら会得するように私たち保育者は援助することが大切であると思います。そんな力を子どもたちに小学校へあがるまでに身につけるよう、毎日の生活の中で育むよう努めてまいる所存であります。 どうか、ご理解とご支援をお願いします。 |